男性脱毛症

男性脱毛症は男性に現れる脱毛症を通称します。

外的な形態によって, M字形脱毛, 頭重部位が薄くなるO字形, M字形とO字形が同時に進行するU字形脱毛などに分かれます。
頭部全体から脱毛症が起こるよりは主に頭頂とその前方側, 側頭部の生え際部位から進行される特徴があります。

男性脱毛症は女性脱毛症に比べ遺伝暦の影響が大きいです。 確率的に約70%程度ですが、ますます遺伝暦なしで発生する脱毛症の比率は増加していて, 今や脱毛症は “後天性疾患”, “現代の生活病” という認識が強くなりつつあります。過去に比べ生活習慣や食生活が変わった為、脱毛症の発生年齢はより若く、脱毛症の程度はよりひどくなっています。

原因

  1. ストレスによる肝/腎の機能低下
  2. 過労及びストレスによる気血消耗, 体力低下。
  3. DHTという特定な男性ホルモンの増加
  4. 熱代謝異常による上部体温の増加(頭皮の適正温度異常で体温が上がる現象)
  5. 睡眠不足及び睡眠障害
  6. 頭皮の皮膚疾患
  7. 頻繁なパーマやカラー, ブローなどの物理/ 科学的な刺激
  8. 各種の疾病及び薬物の副作用

脱毛症は一つの原因によって引き起こるのではなく、上記に取り上げられた原因の複合的な作用により現れます。

治療段階

  1. 段階 脱毛症の原因の改善及び除去
    脱毛症を引き起こす多様な身体内・外的な原因を取り除きます。診療を通じて自分の脱毛症の原因を探し, それに適合した治療方法及び治療剤を処方し脱毛症の原因を取り除きながら改善させます。
  2. 段階 頭皮の健康増進及び毛髪形成の安静化
    抜け毛の量が減り脱毛症の進行が止まったら、毛髪と頭皮の再生を促進させます。良い土壌から良い農作物が芽生えるように健康な頭皮環境を整えば毛髪の成長にも良いです。
  3. 段階 毛髪太さの増加及び発毛促進
    積極的な養毛及び発毛促進させる段階です。毛髪の成長を司る肺/肝/腎臓の機能を強化し頭皮の毛嚢を刺激することで新しい毛髪の成長を誘導します。
  4. 持続的なケア : 簡単な外用剤やホームケア製品を通じてよくなった状態を永く維持するようにします。

治療方法

  1. 韓方薬 :
    韓方薬は脱毛症を引き起こす身体的な原因を改善し健康を増進して脱毛の治療効果を永く維持できるようにします。特にストレスや健康異常によって引き起こる上半身の体温上昇を調節し男性ホルモンの分泌を安静させます。尚、過度な緊張状態を弛緩させ肝/腎/肺の機能を強化します。男性脱毛症はだいたい頭皮に脂漏性皮膚炎を伴っていますが、当クリニックでは脱毛症と共に皮膚炎も治療します。
  2. Rh-s(2) :
    抜け毛の量を減らし、頭皮の皮膚疾患を治します。頭皮を健康にする治療剤です。
  3. RH-2 :
    養毛促進及び毛嚢への血液供給を増やし、毛嚢周辺の幹細胞を刺激することで養毛及び発毛効果を誘導します。
  4. M字軟膏 :
    M字部位毛髪の養毛剤として M字形脱毛症の初期に使用すると、もっと効果的です。M字形脱毛症が進行する時は早目にM字軟膏を使用するのをおススメします。